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Q&A:I

例の脅し以来、迷惑メールの数が激☆減!したことは、
本人に言うべきだろうか。
恐るべしまゆみ妹(23)の威力!


それで、今回はちょっと趣旨を変えてQ&Aコーナーをします。
まずはこちらの質問から。


私は、アメリカとカナダその他の国で多くの在留邦人や日系人の子弟をみてきましたが、日本語と英語双方を同等に高レベルで保たれている例は非常にまれだと思います。(中略)6歳で日本を離れて以来一度も日本に住んだことがないまゆみさんは、日本語をどのように勉強されてきたのでしょうか?続明暗を書いた水村美苗みたいなやりかたなのでしょうか?

Kazuyaさん

米国コロラド州からお便りしてます。ずいぶん小さいころから、イギリスに住んでるんですね。日本語がとてもうまいじゃないですか!(笑)僕の子供は3人ともアメリカ生まれですが、ちょっと日本語苦労してます。子供にうまく日本語慣れさせるコツとは何ですかね?勉強もすごいがんばってるようで、尊敬の一言です。がんばってください。

マサルさん


大変ありがたいことに、ブログを始めてから
こういったお褒めの言葉&質問をよく頂きます。
ありがとう!ありがとう!
ひとりひとりと握手して回りたい感じ。


いやはやしかし、とんでもないことでございます。

私なんか投獄されてもいい勢いで無知&未熟デス。


万が一、私が自分で「私は日本語・英語に長けたバイリンガルでございます」宣言
なんかしちゃった日には、おとなしく頭を差し出して、
誰かにスリッパでスパーン!とやってもらうしかないような気がするのです。

だって上には上がいて、私ごときが調子にのると
もっと格段にすごい人が現れて切腹するハメになるのですたぶん。


ところでKazuyaさんのおっしゃる水村美苗さんとはいったいどなた?
…(ウィ●ペディアで検索すること5秒)…


水村美苗(みずむら・みなえ)は、日本の小説家。
イェール大学大学院仏文科博士課程修了。
プリンストン大学講師、ミシガン大学客員助教授、
スタンフォード大学客員教授の経歴がある。
受賞歴からわかるとおり、現代日本で最高レベルの小説家である。


ほら!ほらね!

(後ずさり、平伏)
(そのまま下座にて待機)
(耐え切れず、後ろ手にふすまを閉めて退散)


あのですね、ブログでは全て120%マシに見えてますから。
顔でいえば、プロのメイクさんを雇ってその子ライトをあてた状態ですから。


それに私、帰国子女はタイミングが全てだと思ってます。
みんなそれぞれ滞在国も、日本を離れた年も、学校も、家庭の教育方針も違う。
プラス語学習得能力やカンや環境に対する順応性にも個人差がある。

こんなにケースバイケースの人たちのことを私が代弁するなんてできません。
なので、これはまゆみの、まゆみによる、まゆみのみに関する個人的な体験に基づいたものです。OK?(念書を持ってにじり寄り)


もっと読む人はどうぞ。(長文注意)

↓↓↓↓

海外に出られた方の教育全般に関しては、海外子女教育振興財団あたりが
豊富な経験とスキルをもってアドバイスしてくれると思うので、
私はとりあえず自分が今までに通った学校でも並べてみます。


ウェールズ時代:Pentrepoeth Primary School(6~8歳)(公立)[カーディフ補習校]
ドイツ時代:St George's School(8~9歳)(イギリス人学校)(私立)[ボン補習校]
ロンドン時代:Christ Church Junior School(公立)(9~11歳)[ロンドン補習校]
         Coombe Girls' School(公立)(11~16歳)[〃]
         Nonsuch High School(公立・グラマースクール)(16~18歳)[〃]


以上義務教育編。


イギリスに来てすぐは、とりあえず家から近い地元の学校に
ポイと放り込まれました。それで、放っておかれて勝手に英語は覚えた。


で、日本語ですが。海外子女教育振興財団発行の通信教育と、
「はつらつ」という教材をやってました。そして土曜日は補習校に行っていた。


通信教育は、毎月カセットとともに国・数・社・理のワークブックが送られてきて、
テープを聴きながらそれをせっせとやったあとに、その月の添削というテストをやって
送り返すのです。
次の月には採点されたテストと、次号のワークブックが送られくる。

毎月容赦なく〆切が迫り来るこのシステムは、
たくさんの小説家の卵を排出したにちがいない。
げんに、学年があがるにつれて原稿を落とす※ことも多数あった。

※まだ今月号終わってないのにもう来月号きちゃったキャー!という状態。


ピコットというロボットのキャラに見覚えがある人、仲間です。
受講番号なんだった?わたし、下4桁が2044!(←聞いてない)
なんか途中からバーコードになったけど、昔は自分で書き込んだものだよね!
日本の地名には疎いけど、おかげで虎ノ門だけは知ってるよ!
※当時の財団の本部。ここに郵送するのです。


「はつらつ」の方は、特に帰国子女向けではなく。
日本の普通の小学生用?を取り寄せていたものと思われる。
同じく国・数・社・理の各教科のワークブックと、夏休み&冬休みには
「はつらつ夏Go!」とかいう全然嬉しくない増刊号があって。


毎日学校から帰ると、まゆみとまゆみ妹(23)の間に母が座り(←監視役)、
2つの机の間にカセットテープをおいて、上記をもくもくとやるのですよ。
おともだちが遊びのお誘いにきても、その日分が終わっていなければアウトです。

もちろん休暇中に外国に行くときでも、「夏Go!」持参です。
何がはつらつだよ私はゲンナリだよ。
滞在先のギリシャで、一時帰国中のおばあちゃんちで、せっせと励みましたヨ!


私は当時から得手不得手が極端で、数学ばかりが残っていることがよくありました。
小さいころは、お友だちの誕生会(たいてい土曜日)にはいつも途中参加だったし
(because of補習校)、同じ理由で私はいまでも「土曜日が休日」という実感が薄いです。


通信学習の方の力だめし(テスト)は、成績優秀者が「帰国子女新聞」みたいな
ニュースレターに載るのですが、常にそこに名前を連ねる
常連さんが大勢いて、母がよく
「ほら、ロシアの●●ちゃんまた載ってるよ!ダラスの●●ちゃんも!」と
喝を入れにきたものデス。


なぜ、どこのだれかも知らない人と張り合わないといけないのか!とか
みんながお休みのときにも勉強している私はいつ休むのか!とか
言いたいことはいっぱいありましたが、ええ。


昼間は学校へ行って、帰ってきてからも勉強して、
週末も学校へ行っていた私たちは、今よりもずっと
フリータイムというものを捻出するのに必死だった。

中学生にもなると、日本のファッションやテレビにも興味が湧いてくるのですが
とにかくビデオを観たり好きなことをする時間があまりない。
で、どうしたかというと、朝の4時に起き出して遊んでました。
そのあと何食わぬ顔で学校へ行った。
ええ、正気の沙汰じゃないのはわかってます。ヽ( ´ー`)ノ

しかも小心者なので、この増えた時間をぜんぶ遊びに費やしてもいいものか、
という罪悪感とかがこの後におよんであるわけ。
だから、早朝に少しだけ通信学習やってから遊ぶの。ザ・本末転倒!


…なーんか読み返してみると虐待された子のようだわ。


あの、決して
「まゆみさん?今度のテストも100点ザマスね?ママ期待していてよ★」
とかそういう感じの家庭(&母)ではありませんのでご心配なく。
当時はそれが普通だと思ってたし、あのときギブアップせずにおしりを叩いてもらって
よかったと思ってるので。


ほんとはワイドショー見ておせんべいかじったりしたかっただろうに、
あまたの駐在婦人のようにオサレな海外生活したかったろうに、
氷砂糖買ってきて家庭で「理科の実験!のつもり!」
とかやらなきゃいけなかったママの方こそ災難だ。


通信学習は1年間終了するとご褒美がもらえるアメ鞭システムでした。
〆切にどうしても間に合わなさそうな私たちのために、母はよく財団に電話して
「楽しみ&励みにしていますのでもう少し待ってやってください」とお願いしていたそうだ。


…完全に編集スタッフだ!
っていうかウルトラマンの下敷きとかを励みにする私ってどうなんだろう!
…うん、でもありがとうママ。


しまった、一回の記事で書ききれるような内容じゃなかった。
積年の恨みつらみ思い出が…。
またいつか続きます。


大学生ブログ選手権

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Mayumi reminisces」カテゴリの記事

コメント

"突然コメント"ですみません。以前「熱闘広辞苑」で一緒させてもらったkyongfa87です。久々にまゆみさんのブログに来てみたら、おもしろい内容だったのでついつい書き込みを・・・。

というのも、私も似たようなことを経験してきたように思ったのでついつい厚かましい親近感が。しかも私の場合は日本にいながらっ。
私は日本で育ったんですが、祖父が韓国人だったので、学校は幼稚園からずっと韓国人学校にいかされてたんですよ。校内はみーーんな韓国語で、そこで日本語使ったら先生にはったおされるくらい先生がこわかった。前日のテレビの話も話せないんですよ?苦笑
そうすると、日本の大学入るのに日本語とか不自由になるってことで、通信教育と土曜日のスクーリング(?)にいってました。(土曜学校って、なんか訳ありで中退した不良お兄さんとかから、明らかにひきこもりチックな人もいて、結構おもしろくて刺激的?なとこでしたよ。人間観察には。笑)
通信は学校終わってから毎回送られてくる課題をこなしては送り返し、もううんざりでした。特に化学とか、数学が。さぼりたくなると「添削する方も大変だろう」とか、勝手に理屈付けしてましたけどね。笑

投稿: kyongfa87 | 2007年1月20日 (土) 00時07分

いつも楽しく拝読させていただいてます。  私は8歳までNYで土曜学校に行ってました。  ウチの近所は熱心なキリシタンどもが多かったので、土曜に友達と遊んで、日曜は家でおとなしくしている子ばかりでした。  ついでに言うと、土曜は子供向けのTVとかが色々あって、日曜はゼロという雰囲気だったので、毎週(´・ω・`)ショボーンな日曜でしたね。

ウチの「アメと鞭」は補習校から帰る途中のパン屋さんのメロンパンでしたw  アメリカってあまり菓子パンのない文化(食パンやサンドイッチばっかり)ですが、そこの店は香ばしい外皮にメロン・パターン(?)が刻まれ、中はカスタード・フィリングが!  でも、帰国してパン屋さんに行くと、ワリと普通に売ってるのがショックでしたね。

あの頃の自分の国語力を考えると、まゆみさんがどれだけ頑張ってハツラツな生活に耐え、今の日本語力を獲得したのか、想像すらつきませんがとにかくスゴイことだけは…  これからもブログ頑張ってください。  応援してます。

投稿: Nuj | 2007年1月21日 (日) 03時37分

こんにちは、ご無沙汰しております。
お元気ですか?(って手紙みたい.....笑)

今回の記事、とても興味深く、また勉強になりました。
やはり、まゆみさんレベルで2ヶ国語以上を習得しようと思ったら、並大抵の努力ではダメなのだ!と個人的には思いました。
記事の中では、様々なエピソードが面白おかしく綴られていますが、妹さんとともに本当によく頑張っていらっしゃる。ご両親(特にお母さん)の根気強いご指導も、もちろんすばらしい。
日本では、近年、ゆとり教育のことが問題になっていますが、小さい頃に、「基礎をしっかり叩き込む&努力する習慣をつける」、といったことはやはり重要なのだ、と改めて感じました。

気を取り直して、努力します.....汗。(←遅すぎっ!)

質問: 小さい頃、イギリスの学校に通っていて、日本語の話せる妹さんといつも一緒になりがち、ってことはなかったですか? 学校と家の往復で、日本語と英語の使い分けは、小さい頃から意識的にしてましたか?両者が混乱することはなかったですか?
(スミマセン、質問多すぎて....。気が向いたらお答えください。)

投稿: onigiri15 | 2007年1月21日 (日) 20時33分

★kyongfa87さん

わぉ、すっごい!映画「Go」(窪塚が主演の)でちょっとそういう学校が描かれてましたけど、あんな感じですか?すごくスパルタでびっくりしました。日本の学校に通って、韓国語の通信学習っていうのはダメだったのかな。って、おじいさまにもお考えがあったのでしょうがw

立派なこと書いてますが、私もサボり常習犯でしたよー!仲間、仲間。

★Nujさん

応援ありがとうございます!メロンパン、ものすごく楽しみにされてたんでしょうねw私も、土曜日補習校から帰ってきた午後が一番好きでした。気兼ねせずに遊べて(大体借りてきた日本語のビデオ観てたかな?)

★onigiri15さん

お久しぶりです!元気です!

ご質問ですが、妹と二人でいても、いつもみんなに囲まれてたので日本語で話す機会はなかったですねw小学校には日本人は私たち2人だけだったし。一応、小さいころは「家では日本語!」と決まってました。大きくなるにつれて、だんだんと無法地帯になってきましたが。…でも、いくら私と妹が英語で話しても、親には日本語しか通じませんからねw

投稿: まゆみ→コメント返し | 2007年1月22日 (月) 08時24分

こんにちは。ブログよく笑いながら拝見してます。

私も「帰国し損ねた帰国子女」の類で、今回の記事は特に懐かしくてついついコメントしてしまいました。土曜日の補習校では毎週漢字テストありませんでしたか?私は金曜日の夜は漢字の勉強っていうイメージがトラウマとして残ってます。土曜日の朝はスクールバスの集合場所に行く前までの時間を使ってキッチンで練習テスト(もちろん administered by 母親)。漢字テストが嫌で嫌で、なんとかやらないで済むものかとぐだぐだ屁理屈をこね回しながら渋々勉強してました。

まゆみさんはまだ日本語の本を読んでますか?海外にいるとよっぽど意識しないと手に取ることないですよね。私は一時帰国したときには司馬遼太郎とか陳舜臣とか喜んで読むんですが、アメリカに戻るとさっぱり・・・ハリポタとか読んでます。

投稿: ジョージ | 2007年1月22日 (月) 15時28分

こんにちは!

ありましたー漢字テストー。金曜日は漢字の書き取りとかドリルとか、あと普通に宿題がありましたねー。行きのスクールバスでは私は眠くて死んでました。現地校よりよっぽど補習校が遠くて朝が早かったのでw

本はいまだに結構読んでますね。文庫本を送ってもらったり、日本へ行ったときに自分で買ったり。歴史小説も好きなので司馬遼太郎結構持ってるかも。ハリポタは日本語と英語両方持ってますよ^^

投稿: まゆみ→ジョージさん | 2007年1月22日 (月) 19時46分

丁寧な回答有難うございます。
ユ-モアたつぷりの中に
まゆみさんの真面目さが出ていますね。
水村美苗は、彼女の本によるとまゆみさんと
同じ年頃で日本をはなれてNY近郊のロ-ドアイランドに
家族とともに(彼女の場合は、2人姉妹の妹)
住んでいましたが、心はいつも日本にあり、
明治時代の漱石その他
日本の文学ばかり読んでいたそうです。

まゆみさんは、もつと正統派の勉強の仕方ですね。

投稿: | 2007年1月22日 (月) 21時13分

はじめまして。
いつも楽しく拝見してます☆
夫のアメリカ駐在が決定して、私ども(子供含め)もついていこうと考えているのですが、子供の教育にとても悩んでいます。数年で帰ってくるなら日本人学校の方がよいのか?などなど。
まゆみさんは最初から現地学校でしたよね?
プライベートなことを質問して大変恐縮なのですが、最初から長期滞在の予定でしたか?
また、補修校などで出会う日本人学校に通う人と比べての長短所など教えていただけるとありがたいです。

投稿: suica | 2007年1月23日 (火) 00時33分

★Kazuyaさん

なんだかあまり参考にならなかったと思いますが…(笑)私は古典文学は普通程度にしか知らないのですが、これからもできる範囲で色々と読んでいきたいと思います。

★suicaさん

はじめまして。アメリカ行き決定ですか、これから忙しくなるんでしょうね。私は最初から現地校でした。というのも、そもそもロンドン以外の場所に日本人学校はありませんでしたし…。父は、最初は3年くらいの滞在の予定だったと聞いています。補習校はそもそも現地校に通う子供のための学校なので、日本人学校に通う子は入学しません。また、日本人学校に通っていた人も大勢いるのでしょうが、個人的な知り合いにはいないんですよね…。

私は当事者なので本当にこういったことにはコメントしづらいのですが、まあ客観的に見て、日本人学校の長所は日本とほぼ同じ環境で日本の学校と同じ授業が受けられること。逆に短所は、英語が発達しないこと&現地の人との交流がさほどないことなんじゃないでしょうか?

お子様の年齢にもよりますし、最終的にはご両親の判断だと思います。

がんばってください!

投稿: まゆみ@コメント返し | 2007年1月23日 (火) 09時09分

ごめんなさい、匿名にするつもりなかったんですが匿名になってしまってました。上の漢字テストのコメント主ですが、ネームは「ジョージ」ということにしておいて下さい。もちろん編集して下さっても構いません。ではでは。

投稿: | 2007年1月23日 (火) 10時44分

丁寧なコメント返しありがとうございます^^
まゆみさんのコメントを参考に夫と相談した結果、異文化を体感するには絶好のチャンスだと捉え、現地校に通わせようと思います。
何より子供の性格からも順応できそう(期待も含め)だと判断しました。
これからも頻繁にwチェックしにきますので更新してくださいね♪
まゆみさんのブログ大好きなんで^^
あと、現地校ネタ大歓迎ですwww

投稿: suica | 2007年1月24日 (水) 19時29分

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